ここ数年、人事部の方々にとって関心の高い研修テーマの1つに、「評価者研修」があります。
そんなこともあってか、弊社にも多くの相談が寄せられています。
※企業の評価制度には、主に「目標管理(MBO)」と「行動評価」がありますが、弊社は、後者の「行動評価」についての評価者研修に大きな特徴があります。
多い時は、1ヶ月の中で、複数の会社において、合計約200名以上の管理職の方々に対して、評価者研修を行いました。
また、ある会社では、「被評価者研修」というものも実施しました。
研修の設計・実施において、私は、“あること”を非常に重要視します。
それは、「感じること(感じさせること)」です。
もう少し説明するならば、「人間は、そのことが自分にとってどれだけ大事なのかを心で感じないと、現場で本気で動かない」です。
ストレートに言えば、子供の教育と同じです。
本気でやる気を感じていない対象者に対して、いくら知識やスキルを与えても身につかないということです。
それが故、「感じること(感じさせること)」には、徹底的にこだわります。
研修の中で、いかに受講者を「感じさせる」ことができるのか…。
「感じさせる」ための仕掛けを、どの様にして研修に組み込むのか…。
しかし、あまり複雑なプログラムを実施すると、「感じる」前に「考えて」しまうので、注意が必要です(苦笑)。
そのため、研修時間は最短で3時間。長くても1日としています。
知識を提供するセッションも行いますが、そこはポイントを絞って出来るだけコンパクトに、短くしています。
“感じさせ”、“気づかせる”ことによって「評価者の違いによるブレの軽減」そして「評価を通じた部下育成」を、現場で具体的な行動として実践させることを目的に置いています。
多分、一般的な研修会社の評価者研修とは、かなり異なったものでしょう。
「ありそうでなかった、感情と理論を両立させた絶妙な評価者研修」と言われたこともあります(笑)
- 評価者として、育成者として、“大事な何か”を感じさせる
- 各企業の評価制度内容を反映し、実際の現場で実践しやすい
- 本当に大事なことに絞るため、半日から1日程度の所要時間(管理職の方々を長時間にわたって拘束することは避けたいです)
- 大手研修会社と比べて、柔軟的な運用と予算にやさしい料金設定
この研修、結構インパクトあるのです。
自ら研修講師をしていて、私自身も本当に熱くなってきます。
受講者が眠たくならない…っていうことも、ウリかもしれません(笑)
また別の機会で、詳しく説明していく予定です。