2010年1月8日(金)の日経産業新聞に、「人事・採用担当の関心事」というテーマの記事が掲載されていました。

ご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

インテリジェンス社が2009年12月頭に行った「人事・採用担当者1000人を対象としたインターネット調査」の結果の一部を紹介しています。

採用関係の記事が中心なのですが、後半には「従業員の育成」に関する結果の一部も公開されています。

※詳しくは、インテリジェンス社のホームーページをご覧ください。(http://www.inte.co.jp/corporate/library/survey/20100106.html

「従業員の教育・育成に関して、10年は09年と比較してどういった対応を検討中ですか?」

この質問に対する回答結果(有効回答数1000)は、

42.5%が「強化したい」、37.0%が「変わらない」、7.6%が「抑制したい、12.5%が「分からない・未定」

という内訳でした。

また、上記質問で「強化したい」と回答された企業に対して、更に具体的な項目について質問されています。

それに対する回答結果(有効回答数425)は、

56.4%が「研修を強化」、39.9%が「ジョブローテーションや異動による活性化」、37.8%が「OJTの強化」(複数回答有)

だったようです。

多くの企業においては、まさにこの1月は来期の予算取りの大詰めではないでしょうか?

2009年は、ほとんどの会社において研修費用を抑制されていました。ほとんどゼロへと削減された企業も多かったようです。

2010年は、その反動が徐々に出始めているといった表れなのかもしれません。

しかしながら、まだまだ確実な業績回復は見えていません。

教育に関する予算も十分には確保することが出来ず、予算面においては、まだまだ悩んでいらっしゃる教育担当者の方も多いようです。

そんな中、幾つかの企業から以下の様な相談を受けています。

「教育対象としたい社員全員に研修を実施するのは、今年は予算面で苦しい。

360度サーベイ(評価)を活用すれば、限られた予算の中で、一度に多くの対象者に対して、人材育成のきっかけを提供できるのではないか…

実施において注意・工夫すべき点はありますが、360度サーベイは、限られた予算の中で一度に多くの対象者に実施可能であり、その結果のフィードバック説明会も、研修と比べると短時間で済ませることができます。

そして、「結果読み取り説明会」ということであれば、研修よりも一度に数多くの受講者を参加させることが可能です。

その意味で、360度サーベイは、コストパフォーマンス高い人材育成手法と言えるでしょう!

また、360度サーベイは、現在の自分を見つめ直す機会を提供するものです。

こんな時期だからこそ自分を見つめ直し、力を本領発揮すべき時のために、自分を強化しておくことが重要ではないのでしょうか?

限られた予算によって無理に対象者を絞って研修を実施するよりも、360度サーベイを活用して、多くの社員に自分を見つめ直させる機会を提供し、来るべき景気回復の予兆に備える…。

厳しい経済環境だからこそ、隠れた機能を沢山持っている「360度サーベイ(360度評価)」を有効に活用して、人材育成の機運を高める支援が出来れば…と、新年の決意を新たにした私なのでした。

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